体験談 ァ)槓圍各目

 

 今日は残り1枚の写経を仕上げ、後の時間は龍神祝詞を覚える時間に費やします。

この日は、恵さんはお昼の12時から20時まで5分程の休憩を2回取っただけで、

後の時間はずっと神前で写経を終えたあとは、龍神祝詞を覚えるのに必死でした。

その間、食事もコーヒーもジュースもお茶も飲まず、ただ水だけを飲んで頑張って

おられました。

私はお腹が空いてないか?コーヒーは?ジュースは?と勧めたのですが、

全て断られ水を飲まれるばかりでした。人間の集中出来る時間というのは2〜3時間位の

ものですが、8時間もの間の殆どを神前にこもるというのは、なかなか出来るものでは

ありません。体を清める為に、神にそうさせられたのかもしれません。

 

     20時過ぎ―祈祷―(3代目・恵さん・嫁・シン・ユキ)

 祝詞をあげ始めると、恵さんはブルブル震えながら合わせた手を顔の辺りまで 

何とか上げて名前を言おうと「あぁぁーーぁ ぃいぃぃー」と必死になっているよう

ですが、正座している全身に力が入り後ろに突っ張り倒れかけます。それをシンが必死で

倒れない様に巳さんと恵さんの手伝いをします。皆、心の中では、(頑張れ!頑張れ!)

と必死です。

恵さんは、正座の状態で神棚を背に こちらを向いている3代目に近寄り必死に

手を上に上げながら名前を言おうとします。

3代目にも薬力さんが入りクジを入れます(ヘソの辺りを最後につく様な感じでした。)

ですが「あぁぁーーー いぃぃー うぅぅぅぅ」と何度やっても言えません。

3代目「アカンかぁ。巳さん まだ無理か?」巳さん 苦しそうに 頷きます。

3代目「そしたら、一旦中断して 龍神祝詞を、もっともっと体に叩き込ませてから

後で、もう一度祈祷するから宜しくお願いします。」と一旦祈祷を中断しました。

 

次の祈祷に入るまで、恵さんは 龍神祝詞を一生懸命に読みながら覚えます。

 

     21時半頃―2度目の祈祷―(3代目・恵さん・助手・嫁・シン・ユキ)

祝詞を読み始めると、先ほどと同じ様に「ぁあぁぁぁーー いぃぃぃぃー うぅぅぅー」

言えません。この時、助手は(もし今日12時までに、巳さんが 名前を言えるならば、

どうぞロウソクの火を3本に見せて下さい。)と神さんに心の中でお願いしたそうです。

すると、向かって右側のロウソクの火が3つに見えたと言っておりました。

どうしても、また名前が言えそうにも無いので、体力的な事も考えて一旦中断しました。

 

中断している間も、恵さんは龍神祝詞を体に叩き込みます。

今回は、恵さんも疲れきっているので、リビングで嫁・ユキ・助手が順番に

龍神祝詞を読み、恵さんに少しリラックスしてもらいながら、耳から龍神祝詞を

入れる様にしました。

日付が変わってしまうまで、そう時間がありません。あと2回、祈祷するのがギリギリ

ですので、3代目も助手も皆が心配で少し焦ってきていました。

      

そうしていると、3代目が急に「予定より少し早いけど、3回目入ろか。」と

少しニヤッとして言いました。

 

     22時40分―3回目の祈祷―(3代目・恵さん・助手・嫁・シン・ユキ)

祝詞を読み始めると、また先ほどまでと同じ様に全身に力が入ってコントロール出来ない

状態で、後ろに仰け反り そのまま倒れそうになるのをシンが支え真直ぐに正座出来る様

に手伝いながら、巳さんは「あぁぁぁーー いぃぃぃーー ぅうぅぅーー」と必死です。

何度やっても同じで、辛そうです。

そうこうしていると、恵さんの方を向いて祝詞をあげている3代目に、

すがりついて来ました。

すると3代目に入った薬力さんが「アマミズ  アマミズ やなぁ」と言われました。

その途端、うんうんうんうん と激しく首を縦にふり、大きな声で号泣しました。

この時、3代目には(今まで長い間、誰にも気づかれず、分かってもらえなかった

寂しさ名前すら誰も呼んでくれない神としての辛さが)伝わってきて、

大祓いの祝詞が涙で読み上げる事が困難で、神棚の方へ向き直り 祝詞を必死で最後まで

読み上げようとしていました。

その時、アマミズさんは「あぁ…」と、まだ何かを必死で言おうとして

「あり…」「ありがとう」と小さな声でポロッと聞こえたかと思うと、

驚く程に大きな声で、「有難う 有難う 有難う」と号泣しながら、前を向いている

3代目にすがりつき、何度も何度も「有難う」と叫びました。

それを聞いた3代目は、声を詰まらせ こらえきれない涙をこらえながら 

何とか大祓いを読み上げました。

そして3代目は「恵さんと一緒に修行していくんやなぁ。」すると、すがりつき顔を

こすりつけながらうんうんとハッキリと頷きました。

この時、同席していた皆がアマミズ大明神の感謝の気持ちが魂に触れ 号泣しました。

この7月11日がアマミズ大明神のミョウジョウの日となりました。

これから毎年、恵さんの自宅では7月11日は大祭の日となります。

 

この3回目の祈祷に入る前、3代目がニヤッと笑ったのには意味があったらしく

中断中、急に心に(アマミズ)と聞こえたそうなのです、雨水?と思ったその瞬間

頭に 天水 と浮かんだそうです。これが巳さんの名前だと確信したのですが、

これは、私が言うべき事では無い。恵さん本人の口から出ないといけない。と思い、

名前が分かっても絶対に言うまいと決めていたのですが、

恵さんの修行=体が出来るまで このまま帰す訳にはいかないと 

薬力さんが判断したのでしょう。

 

天水大明神と分かりましたが、今回は恵さん本人の口がきれた訳ではありません。

まだ、神の言葉を口に出して言う事はおろか、自分の体に安定して受け入れる事も

できません。

ただ、今回 天水大明神と分かり お祀りする事ができますので、

同じ修行をするにも格段の差が出てきます。

 

リビングにもどり、皆で喜びを分かち合い、まだ喪が開けてなかった為 

神前に入る事が出来なかった信者のケイ、また縁の下の力持ちとして今回 活躍して

くれた ヒロにも電話をかけ、遅い時間にも関わらず集まって、恵さんの自宅の神棚を

広げ 天水大明神に御鎮座して頂く為の準備の相談をしていると、

天水さんが凄く喜ばれて恵さんの体を借りてスグに反応します。

例えば、「巳さんは、ゆで卵が好物と聞いてるからゆで卵を お供えせなアカンなぁ」

と言うと、まだ話す事が出来ないので、激しく体をのけ反ります。

「天水さんって稲荷やったら、伏見稲荷の何処かに祀られていますよね」と

聞いてみると反応がありません。「えっ!伏見稲荷じゃぁ無いの?」と言うと

また、スグに激しく体をのけ反ります。伏見じゃぁないんやぁ…じゃぁ何処やろ?

「もしかして、出雲大社?」すると、また激しくのけ反ります。

等、色々と天水さんの事で話し合っている事を喜びながら

自分の存在をアピールするかの様に次々と恵さんの体を借りて反応します。

後で、ヒロが前日に購入していた巳さんのマークの入った 土器・水器などを持って

来ていたので、恵さんに見せると、恵さんは「何か分からないけど、嬉しさのあまり

ウフッっとした。」と言っておりました。

 

信者一同、恵さんのご家族 また ご親族の皆様の御協力 誠に有難うございました。

今回は、恵さんミョウジョウの為 名前を書かせて頂きました。

 

今回、恵さんには厳しい修行と激しい体力の消耗する祈祷でしたが、弱音も吐かず

全うされた事の御褒美として、体が出来る前にも関わらず お名前を頂戴する事が

出来ました。

     本当に おめでとうございます。よく頑張られました。

 

その後、自宅に戻られてからの様子を伺いましたところ

毎朝5時半に起きて、水浴びをし、祝詞を唱え、写経をし、また夕食を食べる前に

同じ事をしているそうです。

この事をきっかけに、神の道に入りましたので日々の修行を積み重ね

これからも頑張っていける様に、見守っていきます。

 

これが序章から3日間の本編に至る 力試しのミョウジョウと霊の恩返しの全てです。

 

 

 

     

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