体験談 

 これは、知り合いのご夫婦の話です。特に霊現象での相談という形ではなく、

遊びに来られていて旦那さんの仕事が高所での作業があるとのことで、

厄年という事もあり 一度お祓いしておきましょう。という流れになりました。

 

 祈祷を始めようと私がパンパンと手を合わせた瞬間から奥さんの方がうつむきだし、

微妙に体が揺れています。

 一応そのまま安全祈願の為の祝詞を一通り最後まで終わらせます。

(その間ずっと奥さんは下を向いたままです。)

 

今度は旦那さんには少し離れて頂いて奥さんの原因を探る為、一対一で祈祷を始めます。

すると、もう座っている事もできない様子で体を丸めたまま横たわって泣き出し

「サムイ…クライ…」と言いだします。

 そこで「誰や!言うてみい!」と私が言うと、頭を横に振りながら

「イエン…イイタクナイ」の一点張りで強情です。

(このままじゃ分からんやないか)と思案していると私の口から「騙されとる!」と

勝手に言っています。

 自分の発した言葉ですが意味が分かりません。(神さんの言葉です)

その言葉を聞いた瞬間、奥さんの表情・態度は憎しみに満ちた鬼の様な形相で、

床に爪を立て「ヤッパリ、ダマサレトッタンカァ〜! カンノンサマニ 

ダマサレトッタァ〜!」と言います。

 私は「神や仏は嘘はつけへん。騙されたんなら、それを信仰してる人間やろ。

何があったんや、話してみぃ」と言うと

「ヒトバシラニサレタ…」私「いつの時代や、江戸時代か?」と尋ねると

頭を横に振りながら「ムロマチ…」と言います。

 さらに私は「場所は何処や?」と聞くと「シンシュウのシロ」と言います。

 

 私には人柱の意味や必要性など分かりませんが、人柱になった方にも

大切な家族があったはず、観音様の教えと信じて自分の命を捧げるまでの深い信仰心。

なのに何百年も暗く寒い処で苦しんでいたのかと思うと胸が痛みました。

現に奥さんには今までの間、大きな障りもなく気がつかなかった程なのですから。

 

 私は「何がして欲しい?何か欲しい物はあるか?」と尋ねると「…ナンデモイイ」と

言うので私は「そしたら後で、お前の為に何かお供えする様に言うから、

今日が良い機会や神さんに成仏出来る様に連れて行ってもらおう。」と言うと

「カミサンがイッパイ イルノハ ワカッテル ダケド ワシハ カンノンサマ ヲ 

ウラギル コトハ デキン」と言うので、

 私は「神仏は混合や、神同士、神仏同士また仏同士の繋がりがある。

心配せんでも大丈夫。」

 霊「ホンマニ ジョウブツ デキルンカ?」

 私「大丈夫や。今から般若心経を唱える、その間に光がさしてくるから、

そこに向かって行け」納得した様子なので、般若心経を唱え祈祷開始から

約40分程で無事に成仏してもらえました。

 

 後で奥さんにどんな感じだったか尋ねると、とにかく寒くて喉が渇き、餓えを感じた。

とにかくあったかい飲食物が欲しいと感じたので、

帰ったら熱〜いお茶とおにぎりか何かを供えてあげたい。

 祈祷が始まってスグは、神棚の方を見ることが出来なかった。

 祈祷してもらった翌朝は、嘘のように体が軽くスッキリとしていました。との事です。

 

 この奥さんは、もともと少し霊感があったそうで、たまに黒いモヤのような形で

霊を見たりする事があったそうです。

 たぶん霊感があったので、霊があれだけ話す事が出来たのだと思います。

 

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